本来、整骨院(接骨院)での健康保険が適応になる症状は、急性の「捻挫」「挫傷(肉離れ)」「打撲」「骨折」
「脱臼」のみです。このような症状を外傷と言いますが(いわゆるケガですね)、これ以外は健康保険の適
応にはなりません。肩こりや腰痛など、慢性の痛みに対してはホントは健康保険の適応にならないのです
。実際、これまで当院に通われていた99%の方がそのような慢性のお悩みで来院されていました。

 

 整骨院(接骨院)とは、以前は柔道場の横に併設されてた「ほねつぎ」のことなのです。ちなみに僕が持っ
てる国家資格の名前も「柔道整復師」といいます。昔は医者の数も少なく、道場に併設されたほねつぎ院
で脱臼や骨折、捻挫、打撲などを診ても良いとされてました。しかし、現在は医者の数も増え、整形外科が
でき、整骨院(接骨院)の必要性が薄れてきました(実際、そのような大きいケガをすれば整形外科に行き
ますよね?)。そんな中、なんとか生き残るために肩こりや腰痛などの慢性の痛みまで、健康保険の適応
にしてきたという事実があります。国も「慢性の痛みは健康保険の適応にならない」としながらも、見て見ぬ
ふり・・・というか、あまり深く考えてなかったのだと思います。(最近は医療費削減の問題などで少しずつ
改善されてはいますが・・・)。そういった、言ってしまえばグレーで曖昧な中で健康保険は扱われてきたの
です。


 健康保険の申請をして入ってくるお金は、日本全国の方々が汗水垂らして稼いだお金から天引きされる
、毎月の健康保険料です。そのような大事な大事なお金を、今のこの健康保険の現状でいただいてもいい
のか?と思うようになりました。
 それと同時に、これまで僕自身が思い描いていた理念

 「当院に来られる方々が、一日でも早く
   整骨院や整形外科などの医療機関に通わなくても良い体になること」

を常に考えながら、これまで皆さんの施術にあたらせて頂いてました(あっ、もちろんこれからもですよ)。
 スミマセン・・・正直に言います。今まで皆さんに施していた施術内容は、健康保険の範囲をはるかに超え
た内容になっていました。誤解しないでくださいね、別に恩着せがましく言ってるわけではありませんので
(笑)。僕自身が先程の理念に基づいて、やってきただけのことです。施術時間が長いこと自体は何も悪い
ことではありませんし、これからも引き続き継続していきます。ただ、先程の健康保険との兼ね合いになる
と、どうしてもそうは言ってられなくなりました。

 「健康保険の範囲内」にこだわると、実際問題5分前後しか皆さんを診る事ができず僕が思い描く施術理
念には程遠く、そんなことで皆さんの体が良くなるかといったら、なるわけがありません。整形外科で何十
分(多いときは数時間)待たされて、診察時間はわずか数分。注射とシップ貰って終わり。これで体が良くな
るわけがありませんよね?それと同じことをやるという選択肢は、僕の中には全くありませんでした。万が
一やったとしても、んじゃ慢性の痛みで健康保険を取り扱っても良いのか?と、こうなってしまいます。
 そうすると、健康保険の取扱を中止し、これまでの施術の質をを維持しながらやっていくしかないのです
。申し訳ありませんが、皆さんの窓口料金の負担は増えてしまいます。増えてしまいますが、その変わり、
じっくり一対一で一緒に体を改善していくことが出来、健康で楽しく笑顔で生活が送られるようになります。

 だいぶ長くなってしまいましたが、このような理由で平成23年2月いっぱいで健康保険の取扱を中止し、
3月より完全実費に移行した料金体系となりました。その結果、もちろん今までの窓口料金より高くなってし
まい、皆さんには多大なご迷惑をおかけすることとなります。ただ、当院の理念である「一日でも早く医療
機関に通わなくても良い体作り」
を目指し、皆さんが抱えている体の悩みを取り除いてあげたい!という一
心で、健康保険の取扱を辞めたのだという事を是非ともご理解頂ければと思います。

 あわせて、こちらもご参考くださいね
       → 整骨院(柔道整復)による療養の取扱いは?(宮城県保健福祉部国保医療課)


長い文章にお付き合いいただいて、ありがとうございました。